問答無用

近況告知板

佐野屋・1  

 佐野屋での疑問は既に幾つかが指摘されているが、筆者が特に感じる処を以下。
 
 1=捜査陣は脅迫状の「車で行く」に引っ掛かり、道路の交差点などに重点配置した事が犯人の逃走を助ける結果となったと指摘されているが、実際は県警捜査一課長補佐・大谷木警部は、午前中、狭山署に於いて、犯人が徒歩で現れる(従って畑からの出現も考慮していた)事をも想定した配置計画を立てていた。処が、夜8時になって狭山署に乗込んで来た中勲県警本部刑事部長、正田政二捜査一課次席、長谷
部刑事調査官らが、まさに脅迫状文面通りに車での出現(だけ)を想定したものに変更してしまった。しかも、配置人員は土地勘の無い県警本部員中心にしてしまった。初めの計画通りにやっておれば、犯人取り逃がしは無かったと思われる。急に県警幹部が乗込み、計画を変更したのは何故か。
 
 その理由としては以下が考えられる。
 
 A=状況は全然違うが、「車」と言うものが介在した為に犯人を取り逃がした一ヶ月前の「吉展ちゃん誘拐事件」が相当なトラウマとなっていたのでは無いか。と言うのは、吉展ちゃん事件の場合、捜査陣よりも先に家族が犯人指定場所に「車」で向かってしまい(荷台に捜査員一名が潜入してはいたが)結果として僅か3分の差で、身代金を犯人に奪われて逃亡されるというミスを犯していた。
 
 たが為に(この時=吉展ちゃん事件の時は家族が車で走ったのであったが)犯人が脅迫状で言うようにもし車で来るなら、今度こそ逃してはならないのであった。県警本部は名誉に賭けてこう考察した。よって、夜になって現地署に乗込んででも、犯人が車で出現する事を想定した配置に変更したのであった。
 
 B=既に出来上がっていた配備計画を覆して犯人側の意図通りにする。この事から、「警察内部に犯人に通じる者、少なくとも意図的に操られていた者がいたのでは無いか」との憶測を呼ぶ原因にもなっている。
 
 吉展ちゃん事件での失敗があったからこそ、今度こそ、犯人を取り逃がす事は絶対に不可である。だとしたら、車、徒歩、両者を含めあらゆる可能性に対処した計画を県警本部も取るべきであったし、普通ならそうした筈だ。それをしないで、徒歩での出現の可能性はあっさりと切り捨て、車での出現の可能性だけを想定した配置計画に、しかも夜8時を過ぎてから、早急に(強引に)変更している。犯人側を利するだけである。

 ちなみに、亀井氏はこの事を以て、佐野屋での立回りが「自作自演」だとする説を唱えた程だ。
  1. 2006/04/13|
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事件概要
◆長兄説◆
◆黒幕説◆
◆屍体埋没◆
◆怨恨説◆
黒幕説補稿
異説 紛々
◇狂言誘拐説◇
長兄の手記
電話の証言
法医考察1
法医考察2
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法医問題の決着
基礎事実の検討1
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